貸切バス事業者安全性評価認定制度は、公益社団法人日本バス協会において、貸切バス事業者からの申請に基づき安全性や安全の確保に向けた取り組み状況について評価認定を行い、これを公表するものです。平成23年度から運用されています。
これにより、利用者や旅行会社がより安全性の高い貸切バス事業者を選択しやすくするとともに、貸切バス事業者の安全性の確保に向けた意識向上や取り組みの促進を図り、より安全な貸切バスサービスの提供に寄与することを目的としています。
認定事業者の主なメリット
@ 安全性の可視化
自社の安全性を可視化することにより、利用者や旅行会社から選択されやすくなります。最近では、旅行会社もバスの選定にセーフティ認定の取得があるかの基準を設けるところが増えてきました。
A 他社との差別化
1つ星★から2つ星★★、或いは3つ星★★★と、更新時にランクアップしていくことにより、認定事業者の中でも更に差別化を図ることができます。
B 監査対策
認定のための取り組みが社員の法令遵守や安全に対する意識を変えます。また、法令遵守項目に対応することにより、自社の弱点が見えてきます。当社のコンサルティングでは、セーフティ認定の取得のみを目的とするのではなく、セーフティ認定の取り組みを通じて浮き彫りとなった事業者様の脆弱な部分の改善を行い、結果的に認定取得に至るというステップを踏みます。従って、弱点が改善されていくため、その後の巡回指導や監査対策の一助にもなります。
C 事故防止
運輸安全マネジメントに対応することにより、事故防止、事故発生件数減の一助となります。そのためのコンサルティングも丁寧に行っていきます。
D 制度対応
インバウンド対策における臨時営業区域設定において、セーフティバス認定事業者であることが有利に働く通達事例があり、今後の諸制度の中においても、認定事業者であることが条件として課されていく例があるものと考えられます。また、貸切バス事業の更新制においてもセーフティ認定の計画を提出することとなっていること、法令試験の免除があり、認定取得は必須と言っても過言ではありません。
E 適性運賃収受対策
適性な運賃を収受するための営業材料となります。なお、貸切バス新運賃制度は、セーフティバス認定取得のための費用を原価計算に盛り込むことを予定して制度改正がされています。
株式会社サポートエクスプレスのコンサルティングサービス
バス事業の実務経験・コンサルティング実績共に豊富です!
平成24年よりサービス開始し、現在までのところ認定率100%
※ただし、著しく認定が困難な事業者様の場合、申請を見送り、改善された翌年に申請しているケースがあります。
単にセーフティ認定を取るためだけを目的にしたコンサルティングではありません。
社内に本質的な変化を呼び起こし、安全安心で快適な旅を演出できる価値あるバス会社となっていくためのお手伝いを
させていただくことを目標としています。
・バス事業に精通したコンサルタントが訪問します。
・認定取得に向けて、事業者様の規模・現在の取り組み状況などに応じたコンサルティングを行います。
・弱点や問題点を洗い出し、改善方法・改善案をご提示します。
・セーフティの取り組み以外のことでも、可能な限りご相談にのります。
早めの取り組み開始が有利です
セーフティ認定のための項目(法令遵守・事故防止活動・運輸安全マネジメントの取り組み等)は、自社(自分達)でしかできないもので、かつ、日頃からの取り組みがとても大事です。
しかし、心配することはありません。日頃より最低限やるべきことをきちんと対処しておけば、少なくとも★(一つ星)は、必ず認定が取得できる制度となっています。基準点が80点となる★★(ニつ星)★★★(三つ星)においては最低限やるべきこと+αが求められますが、日頃より意識して取り組むことによって、どの事業者にも認定取得のチャンスがあります。
ギリギリになって取り組みを開始して、基準に満たない項目があった場合、年度末までに取り組みが間に合わないケースがあります。例えば、必要な許認可や届出が完了していない、必要な講習を受講していない、乗務員の教育が全く行われていないなどといった場合、対応が間に合わなくなることが想定されます。従って、早めに取り組み開始することが確実に認定を取得するコツだと考えています。第1回目のコンサルを年度のなるべく早いうちに済ませることをお薦めしています。
コンサルティング料金およびオプション料金のご案内です。
コンサルティングおよびオプション料金表(2枚目です)